かわむー
Yuya I.
ジャーナルクラブ
ジャーナルクラブ(抄読会)では、事前に医学・医療関連の英語論文が与えられ、それらを読んだ上でその内容についての議論をします。論文は教員によって選ばれますが、議論の内容や進め方などの大部分は学生が主体となって行います。昨年度のジャーナルクラブでは、医学部医学科1年生と2年生合同で、現在、大腸炎に対する有効な治療法になり得ると注目されている糞便移植に関する論文を扱いました。具体的には、ジャーナルクラブの1週間程前に2年生数人が糞便移植の説明をし、ジャーナルクラブ当日には糞便移植を肯定する論文を読んできたグループ、否定する論文を読んできたグループの2つに分かれてそれぞれのグループ内で内容を確認した後に、全体で糞便移植に関する情報を共有しました。さらに、5,6人からなる小グループに分かれて今後どのように糞便移植を利用していくかということを考え、全体で意見を共有しました。
T.M
「糞便移植」についての賛成または
反対一方の論文を読み、実験手法な
どの改善点を探したり新しい手法を
考えたりする作業が楽しかった。英
語の医学論文を読むいい機会になっ
たし、「どっちがいいのか」という
ありがちなディベートに収まらない
方針は素晴らしいと思う。
tam
ジャーナルクラブとは言っても単に論文の内容を理解するのではなく、複数の論文の内容を比較対照して検証し、
論文の研究の次の一歩としてあるべき
姿を議論するという内容だったので、
自分の発想を使って主体的に考えなが
ら取り組めて良かった。願わくば、も
う少し丁寧にチームで議論する時間が
欲しかった。
論文の読み方やリソースの探し方を学べたのがよかった。実際に医学系の論文を英語で読むのはかなり骨が
折れる作業だったけど、これから
身近になっていくものだから、そ
の点ではよい経験だった!ディス
カッションでは、ポジティブ側と
ネガティヴ側で反発するのではな
くて協力してよりよい結論を得よ
うとした。
多くの科学的既成事実から、社会で使用されるためにはさらに何が必要で、社会の役に立てるためにどの
ようなことができるかをイノベー
ションを考慮に入れながら考える
ことができるという大変貴重な経
験だった。加えて、イノベーショ
ンを起こすために5つの要素が重
要であることを感じ取ることができた。